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5分ごとに、12の方向に向けての観測が行われています。したがって、1時間に1回の割りで特定方位の画像を見ることができます。
海の状態を確認したり、設置した測定機器の監視をしたりするのに便利です。
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風をベクトル図で示したもので、単位はm/sです。風速は棒の長さでしめされ、風向は棒の先端から横軸上の位置に向かって吹いています。棒が横軸の下に延びているときは南からの風、横軸の上に伸びている場合は北からの風を意味しています。 |
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風の南北方向(N-S COMP)の成分と東西方向(E-W COMP)の成分を示しています。
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水温は水深3m(緑線)と7m(黄線)の2つの深度のデータが示されています。冬季には上層の水温の方が低温となる水温逆転現象が見られるようになります。 |
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波高、波向、周期が示されています。青色で示された矢印は波の向きを示しており、下から上へ向かう矢印は南から北へ進む波を示しています(相模湾の場合、海が南にしか開いていないので、南よりの波しか入ってきません)。2007年9月の台風時の大波で波高計が壊され、現在波向きは観測されておりません。
平成22年4月1日より波の高さの表現方法が変わりましたので、ご注意ください。波高は次のようにして決められています。毎正時の10分まえから10分後までの20分間に観測された大小さまざまな波を高い方から順番に並べ替え、高いほう方からちょうど1/3番目までの波の高さを平均したものを波高(H1/3)とします。この波高の決め方は世界的に利用されているものです(この波のことを有義波(ゆうぎは)あるいは1/3最大波と呼んでいます)。波高はグラフの中でXの文字で示されています。以前に示されていた1/10Hは、高いほうから1/10番目までの波高を平均したもの(1/10 最大波)を示しており、当然1/3最大波よりは高い値となります。
波の周期(H1/3に対応する)はグラフの中でTの文字で示され、単位は秒です(右側の目盛)。同じ波高でもその場の風で作られた風波は周期が短く、遠くから伝わってきた波(うねり)は周期が長くなるのが一般的です。
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流れ、気圧、水位が示されています。
一番上の青色で示された棒図(FLOW CURRENT VECTOR)は流れをベクトルで示したものです(単位cm/s)。この図を正しく見るためにはいくつか注意しなければならないことがあります。その1つが、流れのベクトルは風とはまったく逆向きに表現されるということです。南風といえば南から吹いてくる風のことですが、南流は、反対に、南に流れ去る流れのことを意味します。風とは反対に横軸上の点から棒の先に向かって水は動いています。もう1つの注意点は、観測塔のある相模湾奥部では東向きか西向きの流れが卓越すると言うことです。通常の表記法でベクトルを書きますと、横軸上にベクトルが重なってしまい、グラフとしての意味がなくなってしまいます。そこで、東向きの流れを上向きに、西向きの流れを下向きにベクトル図は描かれています(北向きの流れは左に、南向きの流れは右に向かいます)。
流れの南北成分(緑線)と東西成分(黄線)がベクトル図の下に描かれています。 |
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気圧(単位:hPa)が淡青色の線で描かれています。気圧が低下傾向を示しているときは海での活動は要注意です。 |
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水位を示しています。3台の波高計の測定値と水位の予報値(青線)の4本の線が示されています。これらの線はほぼ同じ値になるはずなのですが、それぞれの線が重なってしまっては意味がありませんので、わざとずらして描いてあります。
3台の水位計のうち、現在稼動しているのは1台(N)だけです。その結果、波向きの計算ができない状況となっています。 |
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グラフデータによって観測塔周辺海域の海象や気象状況の概要を知ることができます。しかし、正確な観測値を知りたい方々のために、グラフを描く基となったデータを一覧表として示したのがリストデータです。波高の欄には波高(cm)と周期(秒)が示されています。 また、平成22年4月1日以降、波高は有義波波高(1/3最大波)を表示しています。
流速の単位(knt)はノットの意味で、50cm/sが1ノットに相当します。船や海流の速さを表現するのに用いられる単位です。
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風向や流向に用いられる方位は16方位で示されています。
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